遊びを通した学びの体験

幼児期の教育は遊びを通した体験学習が基本です。

遊びを通した体験学習というのは、指導性が強くなればなるほど学習効果は低くなります。

体験を通し子どもが自ら感じたり、考え、学ぶことが重要なのに、指導性が強くなると教師主導の教育となり、教えたり、やらせたりしがちだからです。

教師主導の教育は計画を立て、教授方法を考え、どれだけ目標を達成できたかが重要となるのに対し、子ども主体の遊びを基本とした教育は、子どもの観察から始まります。

その子が何に興味を持って、何をしようとしたり、何をしているのか、行為の意味を探らないといけません。

子どもとの距離感を探りながら、子どもの内面を見ようとする観察力が求められるのです。

子ども主体の教育や保育を議論するときに、大人は働きかけない方がいいという意見がありますが、それは違います。

子どもの発達という道筋を知り、どうしたらより良い成長発達をサポートしていくことが出来るかといった長期的な教育計画がないといけません。

短期的な今日一日の計画ではなく、人格の完成を目指してどうしたらその子をサポートしていけるかといった長期的な見立てが必要なのです。

子どもの発達を理解し、道筋を立てながら、子ども自身の主体的な行為である遊びを尊重して見守るという極めて高度な教育技術が必要なのです。

緻密に計算された、まるで遊びを一つの生命体のように捉え、あたかも芸術作品のように仕上げる営みでもあるGuided playに注目です。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

ソトアソビスクール

代表 堀岡 正昭

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