Free playとDirect instructionの間にあるもの

子どもの主体性を重視し、大人は子どもの遊びに極力関わらない方がいいという教育方法があります。

近年、欧米でFree play(自由な遊び)として研究されている方法です。

それと反対に、これまで教科教育などで用いられることの多い教師主導型の直接指導法(Direct instruction)は知識の伝達や技術の習得、情報の記憶においては高い効果をもたらします。

今、このFree playとDirect instructionの間にあるGuided playが注目されています。

子ども主体の遊びを基本としながらも、保育者は教育的な目的や意図を持って、環境や子どもに積極的に働きかけます。

保育者が、教育の目的達成に効果的と思われる環境を設定します。

活動内容としての遊びは大人が主導的に展開するのではなく、子ども自身が主体的に遊び、保育者はその様子を観察します。

子どもの感情や興味関心を探るのです。

野外では怪我や事故の危険も高いので、保育者は安全を管理します。

子どもたちの発達や行動特性に応じて環境に働きかけ、大きな怪我のないように配慮します。

子どもの意見や意欲を尊重した上で、遊びの盛り上がりに応じた保育者の働きかけが欠かせません。

時間で子どもを管理するのではなく、子どもの興味関心、遊びの状態に応じて適切に働きかけることで、安全と子どもの意欲を両立させることが可能となります。

子どもが満足するまで遊び込むことのすばらしさを広めたいと思います。

保育者の観察力、環境構成能力を高め、子どもと遊びの理解を深めることで、子どもも楽しい、保育者もやりがいを感じられる保育(Guided play)が広がることを期待します。

毎週末、八王子高尾で子どもたちと楽しい遊びを通した教育(Playful Pedagogy)を実践しています。

ぜひ遊びに来て、大人にとっても楽しく、やりがいと誇りを持てる教育に触れてみてください。

ソトアソビスクールはいつでもお待ちしています。

ソトアソビスクール

代表 堀岡 正昭

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