水辺の安全

水辺に限らず、これで絶対大丈夫ということはありません。

しかし、いくつかのポイントを押さえることで格段に安全の質が高まります。

1.ライフジャケットを正しく着用すること

水辺の活動においてライフジャケットの着用はもはや常識です。

次は正しい着用法です。

危険がないか、日々のメンテナンスや着用のチェックが必要です。

2.準備体操をすること

事前に準備体操をしましょう。

プールの前、入水の前には準備体操をすることで、気持ちを整え、活動に対する動機付けにもなります。

実は大人こそ、しっかり事前に準備体操をしましょう。

子どもは普段から遊んでいます。

大人こそしっかりストレッチして、何かあったらすぐに動ける体勢を整えておきましょう。

3.水慣れをしてから入水すること

急に跳び込まない。

足から入水して、手や顔に水をかけ、冷たい水に慣れてから入水させましょう。

子どもの主体的な活動と、勝ってし放題はまるきり違います。

大人は子どもを管理するのではなく、安全を管理する義務があります。

安全を守るためにはきちんと指導しましょう。

4.複数の監視体制と対面で子どもを観察する多面的な健康観察

どのような場面でも複数の監視体制を整えましょう。

大人が大勢いても誰も子どもを見ていなかったら事故に気が付かないことがあります。

大人が一つに集まって、おしゃべりに夢中になっているのは子どもを監視していることにはなりません。

滝山ネイチャークラブの活動が安全だと言えるのは、監視する体制として、複数で監視するということと合わせて、子どもを対面で挟んで違う方向から多面的に子どもを観察をするよう心掛けているからです。

ただいるだけでは安全とは言えません。

機能して初めて安全な監視体制と言えるのです。

この時に、子どもと一緒に活動することで実際の水辺の様子や体感温度などより子どもの変化に気づくことが出来ます。

5.子どもの発達や規模に合った環境の選択

子どもの発達を理解していると「これ以上遊んだら具合が悪くなるかも」というのが分かります。

自然環境を理解すると子どもの年齢や特性に合っているか分かります。

つまりは、子どもの発達特性と一人ひとりの行動特性、自然環境の理解が必要だということです。

逆に言うと、それがないと一律に「危ないからやめましょう」となるのです。

子どもを危険にさらすのは教育的とは言えませんが、自分たちの知識や技術を高めたり、経験を積み重ねる努力もせず、自然環境から子どもを排除するのは教育とは言えません。

教育は子どもの人格の完成を目指し、必要な力を取得させるために、勇気を持って試みる営みです。

実際にやってもいないであれこれ言うことは誰でも出来ます。

私たちの教育は実践の教育です。

実際にやってみたい!

子どもと一緒に関わりたい!

そんな現場の先生方やお父さん、お母さんたちの助けとなりますよう、多方面の情報発信を行っています。

ぜひ今年の夏も、たくさんの子どもたちの笑顔が増えますことを心から願っています。

滝山ネイチャークラブ

ソトアソビスクール

代表 堀岡 正昭

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