遊びを通した主体的な体験学習

保育技術

対象に応じて働きかける技術こそが滝山ネイチャークラブの専門性です。

その対象とは、発達と個性であり、遊びの状態であり、働きかける大人の技術や経験、能力であります。

子どもの発達の平均的な理解については子どもの身体的・心理的、行動特性を学ぶことで身に付けることが出来ますが、個別の発達理解と個性の理解についてはその子自身をよく観察することです。

遊びの状態を理解するには、これまでも繰り返しお伝えしてきたことではありますが、都立大の浜谷先生の遊びの盛り上がり曲線を通して改めて別の機会にお伝えします。

子どもへの働きかけがマニュアル化、規格化出来ない、してはいけないことの理由は、正解が一つではないからです。

規格化出来ない一人一人違う子どもを相手にしているのと同様、大人もみな違うのです。

個性や能力、経験も違う大人に、一律に同様の技術を求めても無理があります。

滝山ネイチャークラブで技術や経験を求めないのはそのような理由からです。

では、技術の向上は求めないのか。

そんなことはありません。

滝山ネイチャークラブでは、スタッフ一人一人に向上心を持った技術の向上を求めています。

それは現状の技術力を非難するものではなく、より良くなろうとする内発的な動機付けを提供していくものでなければいけないと思います。

人にはそれぞれ得手不得手があり、得意な物や好みが違います。

多様な違いを持ったスタッフ同士がお互いの欠点や短所をカバーし合い、チームとして力を高めていきたいと考えています。

相手を非難し、攻撃する先にはチームの破壊しかありません。

逆に相手を思いやり、お互いに相手の足りないところを補完し合う関係性があれば、大きな力になります。

対象に応じて働きかけるには子どもの発達と個性、遊びと仲間理解が必要だと感じます。

そんな保育技術をみなさんと一緒に高めていけたらどんなにすばらしいだろうと思います。

そんな大きなチームの仲間となってくれる皆さんを心から歓迎いたします。

共に働き、未来に向かいましょう。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん・ソトアソビスクール

代表 堀岡 正昭

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