保育を客観的に評価する

アメリカで開発された、保育の質というものを客観的な基準で評価しようという「保育環境評価スケール」という研究があります。

資料 同志社女子大学の埋橋玲子氏「幼児教育の質評価スケール」

ここでは1つだけ、保育の選択という点について触れていきたいと思います。

保育環境評価スケールにおいて、質の高い保育は子どもの選択を保障します。

選択肢が多いほど、保育の質が高いと言えます。

「今は〇〇の時間だから、〇〇しかしてはいけません。」

という保育よりは、

「〇〇をしたい人は〇〇をして、□□をしたい人は□□が出来る」

選択肢のある保育の方が良いということです。(もちろん現場の状況や園の文化・方針もありますから、これだけで良い園かどうかということではありません。)

私がなぜ自然環境の方がいいと考えるかというと自然の中は選択肢が豊富だからです。

虫探し、がけ登り、どろんこ、そして何もしないでただ風がふいているのを感じている。

子どもの選択肢が豊富です。

しかしながら、選択肢を増やせば増やすほど、先生たちは大変になり、求められる知識や技術、経験は高度で難度の高いものとなります。

それでも私は、子どもたちの満足を高め、より成長につながる経験、学びとなる体験にしたいと思い、保育者自身、日々チャレンジングでありたいと願います。

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