水分補給を指示しなければならない場面では子どもに促し、
子どもが自らやろうとしている時には手出しも口出しも無用で、時間がかかっても見守り、
子どもの傍に寄り添い、肯定的、共感的態度を表す必要がある時には共に感覚を共有し、
難度の高い挑戦をしようとしている時には、能力をはるかに超えた危険や子どもが予測し得ない危険から子どもを守り、
蓋を開けたり、紐を解いたり、難しいことは手伝ってあげたり、
私たちは実に様々なことをやってのけなくてはならない。
それらを個別の発達や能力、その場の状況に応じて対応を都度判断しなくてはならないところに保育という仕事の難しさがある。
抱っこをするとか、やってあげるとか、その行為が悪いのではない。
状況に合っていないということを理解していないということが悪いのである。
だから私たちは子どものことをよく観察し、周囲の状況を確認し、適切な働きかけに努めるのである。
自分で考える保育、判断する保育、たくさんのトライアンドエラーから自ら答えを導き出す保育が広がることを期待しています。
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭