危険というのは、誰に対しても一律に危険というものと、個人の能力や経験、発達や年齢によって異なるものがあります。
例えば津波の危険というのは誰に対しても危険であって、個人の能力や経験は関係ないので逃げなくてはなりません。
でも、フィールドの危険というのはどの子に対しても一律に危険というのではなく、体格や年齢、経験などによって異なるのです。
つまりは対象となる子どもの特性をよく知らないと安全を守るのは難しいということです。
写真の場所は危険な場所で、森のようちえん(3歳~)の子どもたちにとっては連れていけない場所でもあります。
でも、アウトドアスクール(小学生のみ)の子たちにとっては、経験も積み、体格も大きくなり、判断能力や学習能力も高くなり、このスリリングな環境が「ワクワクする」環境となるのです。
野外の危険を考えたときに、フィールドの持つ危険と合わせて、対象となる子どもたちの特性をよく理解することが必要不可欠なのです。
そこに、当然個人差もあるので、小規模小集団で個別に配慮し、安全に配慮することが求められます。
危険予知トレーニングは、フィールドの危険と合わせて、対象となる子どもたちの発達特性、行動特性も共有しましょう。
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
大人のための体験講座「ソトアソビスクール」
代表 堀岡正昭