自然ならどこでも良いわけではありません。
幼児の教育環境として自然を見た場合、次の3つを視点に考えます。
1.変化に富んだ環境
2.子どもにとって魅力ある環境
3.子どもの発達に合った環境
変化に富んだ環境は子どもの成長発達を促します。
様々な動作が期待できる環境は子どもの身体機能の発達を促します。
複数の選択肢がある環境はアメリカの保育環境評価スケールにおいても重要とされています。
それらの環境が大人の都合ではなく、子どもにとって魅力ある環境でないと子どもはそこで遊びません。
インスタ映えする環境や大人受けするキャラクターや遊具ではなく、子ども自身がそこで遊びたくなるような内発的な動機付けに基づく行動が子どもの学習にとって効果的です。
さらには、自然環境が子どもの発達に合っているかどうかも重要な要素です。
それには幼児の発達の理解と実際の実践の積み重ねの中で検証していくことが肝要です。
保育は机上の空論では意味がありません。
実践の学問なのです。
さあ後は子どもを自然に連れ出して、都度フィードバックし、改善を重ね、より高い志向性を持って取り組んでいくことです。
ソトアソビスクール
堀岡正昭