対象に応じて働きかける

他人は変えられないとは言いますが、子どもも同じです。

無理やり変えようとするからうまくいかないのです。

では我々大人は子どもに対し、何も手立てはないのでしょうか。

そんなことはありません。

その子どもに合った指導、働きかけというものはあるのです。

対象に合った指導を行って始めてうまくいくのです。

では、その対象に合った指導を行うには・・。

まずはその子どものことをよく観察しましょう。

目に見える行動をよく観察しましょう。

そして心の状態、内面の変化を読み取るようにしましょう。

その行為行動の理由、意味を考えるのです。

分からなくてもイライラしたり、怒ってはいけません。

分からなかったら聞いてみましょう。

聞いても分からなかったらこちらで推測して、尋ねてみましょう。

その反応を見ながらフィードバックを繰り返し、より良い対応を追求するのです。

心の状態が分からなかったら今より少し距離を縮めてみましょう。

そして声をかけてみるのです。

相手の反応を見ながらやり取りを繰り返すのです。

子どもの場合は一緒に遊びましょう。

そうすることで見えてきます。

心の状態と内面の変化が。

その上で、対象に応じた働きかけを考えるのです。

その意味で子どもへの働きかけは個別指導。

一人ひとり対応が異なります。

本来、教育とはそういうものです。

汎用性が高い教育なんて何でしょう。

発達特性という普遍的な法則はありますが、それらを念頭に置いた上で個別に働きかけるのです。

その意味で、滝山ネイチャークラブの教育はオーダーメイドです。

完全個別対応だからその子一人ひとりに合っているのです。

一人ひとりに合っているから、子ども自身も受け入れてくれるのです。

指導を受け入れてくれるというのは、子どもの内発的な動機付けを引き出していくということなのです。

やはり、人の行動というのは大人も子どもも自らの内発的な動機付けに基づいた行動でない限り、本質的には変化しないのです。

私たちは子どもにより良く変化してもらいたいのです。

そのための内発的動機付けであって、そのための個別対応なのです。

保育者の自己満足で子どもを変えようとしてもうまく行かないのは当然です。

子どもと接していてうまくいかないなと思ったら、まずは子どもをよく観察しましょう。

対応策はそれからです。

ソトアソビスクール

堀岡 正昭

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