「ダメ」という思い込みが「ダメ」

「あれダメ、これダメってことが多くて」

子どもを取り巻く禁止事項。

もちろんダメなことはあるんだけど、その「ダメ」、本当にダメ?

実はみんな子どもにそんな「ダメ、ダメ」って言いたくない。

その「ダメ」の意味を深く考えないで、「周りの人がそう言うから」とか「以前からダメだから」なんていう理由で禁止にしていることも多いのではないでしょうか。

本当は必要のない「ダメ」を多用しているということはないでしょうか。

 

「子どもは厳しく指導しないとつけあがるから」

(つけあがる?つけあがるってどういうこと?)

果たしてそうでしょうか。

その人の子ども観、人間観が表れているのだから否定はしませんが、私はそうは思いません。

子どももちゃんと話をすれば分かります。

ちゃんと話も聞こうともしないで押し付けようとしたら、そりゃあ話は聞かないし、つけあがるということはあるかもしれません。

つまりは子どもは大人の管理下にあって、子どもは大人の言うことを聞くもの、大人は子どもの行動をコントロールしないといけないという考えだとうまくいかないと思います。

子どもは大人の所有物ではありません。

人格を持った存在です。

頭ではみんな分かっていても、出来るかどうかとなると別。

子どもをコントロールして管理しようとする。

「あなたのためを思って言っているのよ」

はっきり言って脅迫です。

ダメなのは問題行動をする子どもではなく、子どもを管理して、大人の言いなりになる子どもにコントロールしようとする考えです。

人は変えられない。

子どもはコントロールする対象ではない。

まずはそこから変えましょう。

自分は変えられる。

人や園、社会は変えられなくても自分の半径1メートルは変えられる。

大人も自分を束縛する「ダメ」から自由になりましょう。

その先にある子どもの自由と幸せ、そしてご自身の成長と誇り、幸せを獲得しましょう。

ソトアソビスクール

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡 正昭

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