子どもの行為を3ステップで考える。
「また、〇〇して。だめじゃない。」
大人にとって、良くない行為、危ないことを子どもはよくします。
その時に、怒る、注意する、ということがありますが、大人にとってもストレスを感じるものです。
「また、〇〇して。」(はあー。溜息。)
このストレスを減らしましょう。

そのための対策、「1,2,3作戦」
子どもが怒られるようなことをしてから注意するのは、誰にとっても嫌なものです。
そこで・・。
怒られるようなことをする前に、その行為を回避する対策を取ります。
そこで、ちょっと消極的ですが、怒られるようなことをする予兆を発見しましょう。
悪いことをしてから、怒られるようなことをしてから、気づいたのでは遅すぎます。
「また、〇〇して。」となるのですから、そうなる前に、そうなるかもしれない予兆や行為、兆しを見つけるためには、子どものことをよく観察することです。
長く付き合っている人ならなおのこと、予兆に気が付くはずです。
こういうことがあったら、走る、とか、こういう状態になったらパニックになる、とか、実は気づいているはずです。
1.怒られる行為をする。
2.それを行う条件や状態を見つける。
そして、このステップのもうひとつ前に、回避行為を対策しましょう。
3.危ないこと、悪いと思っている行為をしないような声掛け、働きかけをする。
この3ステップで行きましょう。
ポケットに手を入れている子どもが、遊んでいて転んで顔を打ったとしましょう。
「だから、ポケットに手を入れているからでしょ!」
と、怒る、注意する。大人、イライラする。ストレスがたまる。子どもは泣く。
悪循環です。
この行為を見つけるために、子どもをよく観察しましょう。
今すぐ転ぶわけでもなければ、それを見つけた時に、
「ポケットから手を出して遊ぼうね。」
と声をかける。
ただ、これだけです。
この時の感情は怒りではなく、危ないから気を付けてね、と言わば仏のような心境です。
もちろん、ただの1回でうまく行くとは限りません。
子育て、保育と言うのは、毎日の積み重ねです。
子どもをよく見る。
事前に危険回避行為や注意事項を声掛けしたり、何らかの手立てをして子ども自身が怒られるようなこと、危険な行為をしないように、神様仏様にでもなった気持ちで、
「こうしましょうね。」
と言う。
この3ステップです。
怒られるような子は、このステップのうち、ちゃんと見てもらえていないか、適切に指導されていないかということになります。
子どもは常に動きます。
素早く動きます。
今ここにいたと思ったら、すぐどこかに行ってしまいます。
その予想外の行動をする子どもと云う生き物をよく観察し、行動予測し、危険なこと、悪いことをしそうなパターンをつかめたら、後はその行為をするパターンの手前で、声を掛ける。
簡単そうで、シンプルですが、これが出来れば子どもが怒られるようなことをすることはありません。
「そんな四六時中見ているなんて出来ません。」
現場の保育士さんでもそう言われそうですが、何も一時も瞬きもせず見ているなんて非現実的です。
でも、見ているうちに、(ああ、今は大丈夫だな。)とか、(あ、なんかちょっと不穏だな。緊張!)という場面が分かるようになります。
そうしたら、その緊張しなければならない場面においては、一時も目を離していはいけません。
スマホに目を落とした瞬間に、落ちて大けがするかもしれないからです。
子どものことをよく観察している先生は、その緊張しなければならない場面では、それこそ目を皿のようにして、何なら手が出そうなときには、傍によって、その子が感情をコントロール出来ず、相手を傷つけたりはしないか注意深く見守り、時に制止したり、危険な行為を回避することに努めます。
そうやって子どもを観察する技術、声がけ、働きかけのノウハウを持った、経験値の高い先生方の園は事故や怪我、子どもを怒ることも少ないのです。
この技術を身に付けたら最強!
子どもに怒ることはないし、危険な場面はあらかじめセンサーが働いて、近づくようになり、危ない行為、怒られる行為を回避することが出来るようになります。
結果、保育士、怒ることがない、精神衛生上健康になる。
子どもに優しく接することが出来るようになる。
子どもも嬉しく、ますます元気に遊ぶようになる。
一杯遊ぶから、遊び疲れて、腹が減る。
お腹が空くからよく食べて、よく寝る。
先生たち、ゆっくり出来る。
良いことづくめのそんな保育。
それには、子どもの行為を3ステップで捉え、危険な行為、悪い行いをする2ステップ前から働きかける。
さあ、言うのは簡単。
行うは難し。
でも、やってみないことには上達しません。
子どもも元気。
大人も健康。
そんな保育のためにはほんの少し、頑張りましょう。
その先には、子どもの成長と保育者としてのやりがい、健康で安全な毎日が待っています。
頑張りましょう。