子どもと関わる人たちが自信を持って子どもにいい働きかけが出来るようになるといいなと思います。
私たちは野外で子どもと関わる専門家ですが、実は野外であろうがなかろうが、教える内容が勉強だろうが、英語だろうが、スイミングにピアノ、プログラミングであろうが、子どもと関わるという点ではなんら変わりはないのです。
子どもと関わるセオリーや効果的な学習方法というのは変わりはないのではないかと思うのです。
私たちは、子どもの情緒の安定と子どもとの信頼感をベースに、体験型の学習がもっとも学習効果が高いと信じています。
こちらが一方的に教え込む学習から、子ども自ら取り組み、獲得していく学習法です。
参加型、体験型、アクティブラーニングという場合もあります。
よく考えると、学ぶ、勉強するというのは本来、自ら主体的に環境や教材に取り組み、自らの思考と深い気づきで脳内や身体の変化を促し、変化成長することを言うのではないでしょうか。
子どもたちが自ら取り組むような魅力的な教材であれば、こちらが力技で取り組ませようなんてことはしないでも済むかもしれません。
だから私たちは子どもにとって魅力的な環境を用意・設定するのです。
子どもが自ら取り組めば、大人は楽になる。
楽になったら子どもの状態を観察することに注力できるようになる。
子どもの状態をよく観察するから、変化に敏感になる。
健康状態や心理状態、さらには集団の状態にまで読み取ることが出来るようになれば子ども集団を安全で健康に、さらに学習効果の高い状況に持っていくことが可能になります。
私たちは本来、子どものことが大好きで、いい教育、いい保育がしたいと思って業界に入ったはずです。
それを思い起こさせるような仕組み作りも大切ですが、もっと大事なのは自己内変化だと思います。
自分を変えて、教育・保育を変える。
自分が変わることで子どもたちが変わる。
そんな先生たちが増えたら、子どもたちの笑顔はもっと増えると思います。
自然の中で子どもと笑顔で関わる大人を増やす
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭