困っているかどうか

実はこれは、大人に対しても当てはまるのではないかと思うのです。

相手のやり方、考えを尊重する
のこぎりに限らず、子どもがやっていることに対して何か問題があったり、もっとこうした方がいいよ、と思う場面で注意した方がいいのはどういうときでしょうか。 それはその子にとって望んでいることかどうかということです。 例えば、どんなに...

会社でも後輩や仲間に、「こうした方がいいと思うよ」と言うこと、ありますよね。

でもそれは、相手のやり方、考えを尊重しているだろうかということです。

特に大人は、自分で「これでいい!」と思っていることはまず人の意見に耳を貸しません。笑

基本的に他人は変わらないので、変えるとしたら、「こうした方がいいと思っている自分」を変えた方が早いのです。

これとは逆に、「どうして言ってくれないんだ。」「何も言ってくれない。」と言うこともあります。

それは、困っている時です。

このことに関しては少しは耳を貸すはずです。

どうしたらいいか困っているんですから。

その時にだけ、「こうした方がいいよ」と伝えてあげればいいのです。

その時に、「でもそのやり方では・・」「そうは言ってもこれこれ云々」と言って言い訳をしたり、人のせいにする人はそのやり方を望んでいないのです。

正しい方法、やり方を求めているのではなく、自分のやり方を求めているのです。

それは自分で見つける以外にないのです。

だとしたら、我々がここで出来ることは、困っているかどうかを見極め、どうしたらいいか悩んでいる時だけ、アドバイスするということ。

例え、変だなとか間違っていると思ったとしても、その人にはその人のやり方がある、それを変えさせることは出来ないということです。

人が困っているかどうかを見極め、こちらが知っている正しいやり方を求めているのか、それても自分がやりやすい方法を探しているのか見極めるだけで、こちらもどうしたらいいか少し楽になるような気がします。

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