夏休みの前の3連休、みなさまいかがお過ごしでしたか。
前日までの雨で、市内の川は水位が上がり、一部では濁流となり、安全に川遊びを行うことは出来ませんでした。
滝山ネイチャークラブでは、活動前日の午後から夕方にかけて現地の水位や流れを実施調査いたします。
この時点で、危険と判断した場合には、参加者の皆様に川遊び中止のご案内をいたします。
最終的には、当日の朝の判断となることもありますが、明らかな時にはなるべく早くお知らせしたいと思っております。
滝山ネイチャークラブの活動が安全なのは、こうした危険かどうかを判断する判断力と中止にする勇気、そして実行力があるからです。
中止、撤退の判断の範となるよう、また具体的なノウハウをお伝えしていくことで、安全をお伝えしていきたいと思います。
1.レジャーにおける中止の判断
今回のように前日までの雨で川が増水している場合でも、当日は気候が良く、晴れて暑ければ、家庭ではなかなか中止には出来ないと思います。
(せっかくの休みで、子どもも楽しみにしているから)
そういう保護者の想いもよく分かります。
でも、無理して危険となっては元も子もありません。
晴れていて、暑くても、計画を変更して、行く先を替えるのが一番ですが、そうは行かない場合には、活動場所を制限しましょう。
2.活動場所の制限
「ここからここで遊ぼうね。あっちから向うはだめだよ。」
といった具合に、活動場所の制限を明確にしましょう。
子どもにも分かる明確な目印や建物、自然物など、分かりやすく伝えることが重要です。
2.活動内容の制限
普段の川なら浮き輪を使って遊んでも、今日は浮き輪はなしね、といった具合に、活動内容を制限します。
子どもが興味ありそうな、「水鉄砲にしよう」とか、「水かけっこしよう」などと、禁止・制限ではなく、遊びの提案をすることで、結果的に活動内容を制限することにもなります。
そうすると、子どもたちは案外、遊んでくれる好きな大人の言うことを聞くものです。
「だめ!」ではなく、「○○しよう!」と誘ってみましょう。
3.見守りの徹底
そうは言っても、子どもは何をするか分かりません。
水辺の活動の際には、決して子どもから目を離してはいけません。
子どもと遊ぶ人、陸から全体を見渡す人、夫婦でも役割を決めて複数で子どもの様子を見守ることが必要です。
ちなみに、飲酒している人は子どもの見守り要員としてはカウント出来ません。
なぜなら、飲酒して入水することは自殺行為だからです。
溺れた我が子を助けようと必死になるがあまり、飲酒により正常な脳の判断を妨げ、自分自身の命を落とすことも少なくありません。
子どもが水辺で遊んでいる時には飲酒しないのが一番ですが、レジャーにおいても必ず、子どもと一緒に遊ぶ大人、周囲の状況も含め全体を見守る役割を決めましょう。
4.危険と判断した時には、水辺の活動を中止する。
これから暑くなって、水辺の活動が最も楽しくなる季節です。
少しでも危険と感じた時には、水辺の活動を中止する勇気を持つことが聡明な大人の態度だと思います。
子どものがっかりした顔を見るのはとても辛い。
でも、我が子が帰らぬことはもっとも辛い。
そうならないために、私たちは、勇気を持って、中止・撤退する聡明な大人でありたいと願います。
この夏、子どもたちの笑顔が溢れ、帰りにはぐっすりと眠る子どもたちを見るお父さん、お母さんたちの子育てを心から応援しています。
実際に使えるノウハウを具体的にお伝えしていきます。
また、服装や用具の選定なども20年以上の経験からお伝えすることが出来ます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡 正昭