量より質の議論をしよう。
保育が今危うい。
給料低いとか、事故の話とか、保育園が開園できないとか、保育という記事でいい話を聞かない。
保育園を増やせ、保育士を増やせと、量的拡大は結構だが、質の話をしないといけない。
親も質の話をしよう。
もちろんどこでもいい、誰でもいいと言っている訳ではないだろうが、質の話、子どもにとってどうなのか?という議論が保護者の中からもっと発信があってもいい。
当然、行政も現場の保育士からも質の話がなければいけないのだが。
その保育園は本当に安全なのか。その保育は子どもにとって楽しいものなのか。
そして、その保育は未来につながっているのか。
自己満足で終わっていはいないだろうか。
子どもの視点を忘れてはいないだろうか。
安全対策という先手を打つことで満足して、本来、我々がしなければならない、高い教育理念、保育理念を捨ててはいないだろうか。
当然、その先に安全の質、保育の質、楽しさの中身について吟味し、さらに高めていく努力が必要なのではあるが、残念ながらそこに至ってはいない。
森のようちえんにおいても「質」の話をしなければいけない。
ただ野外に連れていけばそれでいいのでしょうか。
森のようちえんだから、安全や衛生は重要視しなくてもいいということはありません。
野外で行う教育の高い専門性と高い教育効果を世に訴えていかなくてはなりません。
「森のようちえんが、なぜいいのか?」
論理的に理解することが専門職である私たちには必要なのです。
100年先も存続する文化と思想を創ろう。
100年先も人類が笑顔の人生を選択し、幸せと貢献の人生を謳歌していることを思い描き、明日も子どもたちを森に誘う。
日本一誇り高き保育者
滝山ネイチャークラブ
堀岡正昭
コメント