「自ら、育つ」環境とは、
「自ら育ちたい」と思える環境です。
人間には元々成長欲求があります。
「もっと大きくなりたい」という成長欲求があり、その欲求を満たしてきた生物が進化して現在に至っています。
「自ら育ちたい」と思えるほど余裕がなかったり、安心できない環境では、「自ら育つ」ことが出来ないのです。
滝山ネイチャークラブのソトアソビスクールには、安心して参加することが出来、「自ら育ちたい」と願う若者が集います。
整理すると、「自ら、育つ」環境とは、
- 安心できる環境
- 「自ら育ちたい」と思える内発的動機付けの高い魅力的な環境
- そのための行動が保障されている環境
となります。
森のようちえんにおいても、子どもたちが「遊びたい」と思える魅力的な自然環境を用意して、そこでの遊びを保障しているのです。
もしも、「人は教えないとちゃんと出来ないし、やらない」と言う人がいたら、そこは「学び、成長したい」と思える魅力的な環境ではないということを証明していることになります。
ソトアソビスクールでは、「自ら育つ」環境を用意し、確実に「育つ」ように適切なサポートを心がけています。
つまりは、自分たちの行動が本当に「育つ」という目標達成のために効果的であったかどうかというフィードバックを行うのです。
そうしないと、行動が単なる「満足」に終わってしまう場合があるからです。
人が自分の行動を変容させ、良質な変化をもたらすには、外からの圧力ではなく、自らの内発的な動機付けに基づく行動でなければ、本質的な変化にはならないのです。
ソトアソビスクールで、「育てよう」として外的コントロールを用いないのはそうした理由です。
重要なことは、学習者自身が「自ら育つ」という強い意志、成長欲求があることです。
ここに来れば誰かが何とかしてくれる、などと思っていては、「育つ」ことは無理です。
「育つ」というのは主体的な営みであり、その行動の成果なのです。
誰かが何とかしてくれる、成長しないのは誰かのせいだ、などと人のせいにしたり、言い訳したりする人が成長しないのはこうした理由からです。
ソトアソビスクールには、高い思考力と主体的に行動する力を持った人たちが集いますから、必ず「育つ」のです。
では、そうでない場合、どうしたら「育つ」のか。
それには、3つの変えなければいけないことがあります。
ソトアソビスクール
堀岡正昭
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