主体的な子どもに

日本全国の幼稚園、保育園は、主体的な子どもを育てようと日々、教育・保育しています。幼稚園教育要領にも「幼児の主体的な活動を促し、(中略)幼児一人一人の特性に応じ、(中略)遊びを通しての指導を中心として(中略)ねらいが総合的に達成されること」とあります。これは、幼児の主体的な活動(遊び)と遊びを通した教育の重要性を訴えるものでもあります。
しかしながら、これが実に大変なんです。主体的な活動(遊び)を保障しようと思ったら子どもは自由でなくてはなりません。禁止・規制・制限の多い活動を遊びとは言いません。滝山ネイチャークラブの森のようちえんは、ほとんど「だめ」という言葉を使いません。子どもたちは自由です。自由でないと主体的な子どもには育たないからです。じゃあ何でも好き放題かと言えばそうではありません。子ども一人一人の発達や個性に応じて働きかけていきます。自由でほったらかしだと事故と怪我が絶えません。自由な遊びを保障しながら、一人一人の発達と個性を理解して、適切に働きかけていくことが保育の専門性です。質の高い教育です。一律に「だめ…」と言って禁止するのは力不足です。


2017年2月19日、森のようちえんの様子から
「主体的な子どもに」
おそらく日本全国の幼稚園・保育園がそのことに否定しないでしょう。親は「主体的な子ども」に育てるためにどんな保育・教育をしているか、どう働きかけているかに注目しましょう。「主体的な子ども」に育てるためにどれだけ自由な環境を用意しているか。どれだけ子どもの自由を保障しているか。どれだけ個別の対応をしているか。
滝山ネイチャークラブの森のようちえんも保護者の期待に応え、豊かな人間性と創造性を備えた子どもたちを育成していくよう精進してまいります。

滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭

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