合理的なものが非合理で、非合理なものが合理的

「見て見て!お月様、きれい!」

夕方のお迎え時、空を見上げて最初に気が付くのはいつも子どもたちです。

 

実に非合理的です。

「そんなもの何の意味があるのか」

子どもたちの遊びを見ていてもそうです。

特に1歳の子どもなんか、開けては閉めて、出しては入れてを繰り返す。

そう、実に非合理的です。

「何の意味があるのか」

どうせまた開けるのなら、閉めなきゃいいのに。

また出して、また入れて、時間の無駄。

でもね、その非合理的な無駄とも思える営みにこそ、意味があるのです。

一見非合理的な彼らの気づきや行為に意味を持たせるのが、我々教育者の専門性たる所以です。

月の美しさに気づいて共感する。

時間も忘れて夢中になって遊ぶ。

心が育つ。

物事の取り組む姿勢が身につく。

大切なものを育てる。

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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