量的拡大より質的向上を

滝山ネイチャークラブは「質」の向上を目指します。

クオリティを追求しています。

もう15年ほど前でしょうか。

ある障害児施設を伺ったときに、「クオリティオブライフ(QOL)を追及している」という内容のお話を聞かせていただきました。

生活の質の向上を目指す、ということですよね。

私たちは、教育の質の向上を目指しています。

保育の「量的拡大」の話ばかりで、質の向上の話が一向に出てこない。

やはり、クオリティは求められていないのではないでしょうか。

数年前の森のようちえんフォーラムでも訴えましたが、森のようちえんにおいても質の向上を掲げないと直に質が低下する。

質が低下するということは事故が起きるということなのです。

保護者も、園も、行政も、質の向上を目指していない限り、質の向上は見込めないのです。

「質の向上よりも量的拡大」が最優先事項なら、私たちはその土俵から降ります。

私たちは量的拡大に寄与することより、教育の質の向上を優先します。

社会的にはそれぞれ役割と使命があります。

既存の保育園には保育園の使命があり、私たち滝山ネイチャークラブには滝山ネイチャークラブにしか果たせない役割があります。

最終的な目的は、「世界中のすべての子どもが、自由に外で遊べる平和な社会の実現」であるので、もちろん量的な拡大も必要ではあります。

しかしながら、今私たちが社会から求められていることは、質の高い教育を提供し続けていくことではないかと考えます。

そのことと並行しながら、その教育を提供していく指導者、教育者の養成を行いながら、量的拡大の方策を模索していくのだと思います。

何が教育の質なのかという議論は必要ですが、基本的な理念として、社会のニーズに応えていくことを第一義とするか、(こうしたことがこれからの社会にとって必要なのではないか)とあり方を訴えていく立場を貫いていくのか、当然私たちは(こうありたい)と願う姿を追い求めていきます。

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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