冬の川、入ってみたいですか? ~子供の好奇心を大切に~

突然ですが、

冬の川、入ってみたいですか?

 

(私は入りたいとは思いません。笑)

 

ただ子供達の一部はぜひとも入りたい!そう思うようです。

子供達は「今、ここ」の好奇心にとても敏感ですね。

 

 

さて、今日も彼らの好奇心に従って、存分に遊んできました。今日は、いつもの山ではなく広い河原で、焚火をしながら遊ぶという予定でした。

こんな感じで。

お昼過ぎの様子(予定通りのシーンです)

 

これくらい広い河原であれば、河原の石を川の中に投げたり、木の棒で川の表面の氷をつついたり、釣りごっこをしたり、様々な遊びが発生し得ます。
なので水が関わるとしても、浅瀬の水を触って「冷たい!」くらいを想像していました。

しかし子供の好奇心というのは、とてつもないエネルギーを秘めているものです。

 

朝一番、出発してすぐのこと。

広い河原に行く途中、見つかってしまったのです。

 

わくわくフィールドが!

これだけ水が主役のフィールドでは、子供たちの興味が水の“中”に及ぶことも仕方ありません。

早速、「川入りたーい!!」という声が!

 

冒頭で、私は川に入りたくないと申しましたが、なぜならば冬の水(海)の冷たさを経験したことがあるからです。

彼らが、冬の川に入ったことがないのであれば、この「入ってみたい!」という好奇心は痛いほど分かります。

 

とはいえ、まだ朝出発してすぐのことなのです。ここで転んでずぶ濡れになってしまえば、今日という日が、「寒さに耐えた日」という題名で記憶されかねません。

 

ということで、「川に入りたいのなら入ればいい。好奇心の赴くままに、満足いくまで、全ての遊びを自身にとって最高のものにしてもらいたい。そのために環境を整え、大人として遊びをサポートする役割として私はここに居るのですから。」という信条の下、
「今ここにある子供の好奇心という欲求」と「今日という日を最大限楽しんでもらうため」に『とりあえず、ちょっと足をつけるだけにしておきな』ということにしました。

「冷たすぎる!」と感じられれば、その感覚を味わうことで好奇心の大部分は満たせるはずだ。私はそう考えたのです。

 

 

しかし、先ほども申しましたが、子供はとてつもないエネルギーがありますね。

結果はこうです。

存分に水の中で遊んでいました。

「冷たさを感じてみたい!」という欲求だけではなかったようです。
何はともあれ彼なりの好奇心を存分に満たしてくれたようで、良かったです。

 

一方でこの間、私がやっていたことは、見ていただけではありません。
「ずぶ濡れにならない」という2つ目の目標達成に向けて働きかけるのです。

子供達ももちろん転びたいわけではありません。
したがって、これまで見てきた経験から言えば(堀さんの経験談も含みます)、転ばないように注意深く歩いている子は、不測の事態が無ければ転びません。
その注意力が無くならないように声掛けを行うこと、注意力が無くなれば川から上がるように指示すること、この指導性を意識します。

最初は足元の感覚に注意深く歩いていた子が、どこかのタイミングで別のものに興味を取られて ふら~っ と歩き出すことがあります。
そこで声掛けを行うのです。「そろそろ上がろっか」と。

他に興味が移っている時点で、川に入ることに対する好奇心の大部分が満たされているのでしょう。
好奇心が満たされた子であれば無理なく上がろうとしてくれます。

長くなりましたが、上述のようにして、子供の好奇心を満たしながらも、満足できる楽しい一日へとつなげられたように思います。
今後も精進していきます。保護者の皆様のご理解ご協力をありがたく感じております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

P.S. 川に入らなくたって夢中になれるものはいっぱいあります。

 

保育の方法論としては、Guided Playという考え方に近いものであると考えています。(大人が遊びを指定しない。かといって、ただ放任するわけではない。というもの)詳細は堀さんが下記リンクに記載しています。

(https://taki-nature.com/sotoasobi-school/guided-play/)

 

 

2021/1/11の活動から

プロフィール

山田 快
山田 快
大手メーカー勤務。
2019年1月から月2回のペースで保育補助スタッフとして活動に参加しています。
子供たちの持つ創造力、成長する力を間近で感じ、エネルギーをもらいながら、私も成長させてもらっています。
子供たちを人として対等に尊重し、感情を丁寧に汲み取って、子供たちの主体性が伴う成長を促せるように行動していきます。