時間で子どもを管理するのではなく、遊びの盛り上がりを見て活動をコントロールする(働きかける)、そう言っても、時間の管理も必要です。
時間を確認出来る腕時計をつけましょう。(スマホはこれに該当しません。活動中はスマホの使用を控えてください。)
時間で活動を切り上げたりする必要はないのですが、活動の経過時間や終わりが決まっているもの(帰る時間や電車、バスに乗る時間)は、現時刻が分からないと逆算のしようがありません。
活動全体、特に疲労がたまってくる後半は、時間を見て、逆算して考えないといけません。
これは、子どもの意見を尊重しなくてもいいということではありません。
例え活動の後半で時間に余裕がなかったとしても、子どもの声に耳を傾ける余裕が欲しいものです。
これは、何でも言いなりになるということとはまるきり違います。
帰り道、「あっち行きたい」と言えば、「そうか、あっち行きたいんだね」と受け止めつつ、「お母さんたちが待っているから帰ろうね」と促してあげることは配慮です。
指導者の技量です。
1に、「そうか、あっち行きたいんだね」と受け止めて、
2に、「お母さんたちが待っているから帰ろうね」と声をかける技量を身に付けて下さい。
どちらか1つなら簡単でも、あれもこれも両立させようというのは非常に難儀です。
でも私たちは、その難儀なことに挑戦していきたいと思います。
普段はあまり言わないことですが、時間を管理する(これは、時間で子どもを管理するということとは違います。)タイムキーパーとして、ぜひ主体的に活動に取り組んでいきましょう。