さり気ない保育技術について

さり気ない所作にその人の高度な技術を垣間見ることが出来ます。

あるベテランの保育者は朝子どもを向かい入れる時に必ず膝をついて子どもと目線を合わせて挨拶します。

子どもとハイタッチしただけでその日の機嫌、体調、体温まで分かります。

ある看護師さんが言っていました。

「子どもを触っただけで熱があるかないかぐらいわかる。」

新人の保育士さんは何度も何度も検温します。

そんなことされたら健康な人でも「なんか俺、具合悪いのかな?」と熱が出ます。

子どもと手をつなぐ、「ん?」と思ったら首元や腕など触っただけで熱があるかないかぐらいベテランの保育士さんたちは分かります。

それが経験に裏付けられた技術と言うものです。

分かる人には分かる、何気なく動いているその理由。

ただ漫然と歩いているのではなく、子どもの表情や遊びの様子を見逃すまいと観察する姿はどんな防犯カメラでも敵いません。

ベテランの先生の危険察知センサーには、まだAIは追いついていません。

保育の高度な技術と言うのは実に地味です。

危険や子どもの不安をいち早く察知し、さり気なくアプローチし、適切に対応するから事故、怪我が圧倒的に少ないのです。

安全な保育をしようと思ったら、経験者から学ぶべきです。

子ども以上にその保育者を観察し、行動パターンとその理由を探るのです。

なぜなら、子どもは多様で適切な働きかけは規格化出来ないからです。

たくさんの子どもを観察し、より多くの子どもの行動特性を自身の中にデーターベース化する以外にないのです。

いい保育をしようと思ったら、少人数で丁寧に子どもを見守る滝山ネイチャークラブの森のようちえんで実習しましょう。

個人の技術と併せて、大人の配置や連携、情報共有など保育構造の質について学ぶことで応用が利くようになります。

子どもにいいかかわりをしたい、いい保育がしたいと思ったら、いい保育が実現できる環境に触れてみて下さい。

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代表 堀岡正昭

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