これまで30年近く、子どもと保育に携わってきました。
「いい保育がしたい!」
その思いだけで走り抜けてきた感があります。
「科学的裏付けを持て」
この世界に入ることになった恩師が言った言葉です。
いい保育だというなら、それが科学的に、客観的に、本当に良い保育だという裏付けを持てということでした。
経験上、こうしたら良いというのは分かっていても、それが果たして本当に良いものなのか。
「お前が言うように、楽しいのは分かるが、楽しいということは本当に良いことなのか?」
楽しければいい訳じゃないと何度もいろんな人から言われ、こてんぱんにやられた思いがあります。
楽しいだけじゃない。
その先にある、教育的で、子どもの成長がある。
それを伝えられないことには、ただの自己満足。
そう言われているようでもありました。
幸い現場で数多くの事故・怪我を見てきました。
今はそれが財産になっています。
事故・怪我を我が事と捉え、原因を徹底的に追求し、予防策と事後対応をトレーニングしてきました。
自己肯定感をベースに、感覚を養い、運動能力を育て、思考力、判断力、実行力を育てる方法について明らかになってきました。
それを再現性あるものに整理・明確化し、組織としてチーム保育において仕組化していくことが今後の課題です。
私たちはチームで、安全の質、保育の質(環境の質、体験の質)、スタッフの働きかけの質を高めてまいります。
子どもの心理に基づく、「楽しい!」を作る保育を共有します。
野外で行う、子どもも大人も楽しい保育によって、子どもが育ち、大人も成長し、保護者の喜びとなる。
そんな保育を広めていきたいと思います。
合同会社 滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭