写真を通して私たちは何を伝えようとしているのか。
写真を撮る時、私たちは意図的でありたいと思います。
もちろん、何の意図もなく撮る人はあまりいないのですが、それがどこまで突き抜けているかで、写真の持つ訴求力が変わると思うのです。
想いが強ければ強いほど
私たちの仕事は思いが7割、実践2割、マネジメントは1割。
それだけ保育者の思い、心構えが重要だということです。
その思いをどうやって切り取るか。
それにはまず思いを明確にし、その場面を切り取る技術、工夫が必要です。
これは何も撮影技術のことを言うのではありません。
もちろん、多少の撮影技術を学ぶことでより分かりやすく、かつ楽に撮ることは出来るでしょうが、大切なのはそんなことではなく、保育者としての思いと技術です。
具体的には子どもとの距離、大切な保育観、多少の構図について学ぶことで写真がぐんと変わります。
みんな分かっているけど出来ていない。
分かっているようでいざ写真を撮るとなると記念写真やピース写真になってしまう。
厳密に言うと、写真を見るとその人の保育観やレベルまで分かってしまう。
撮影技術としてはおぼつかなくても、見る人が見れば分かるすばらしい保育観を表した保育写真というのは存在します。
私たちは単なる映える写真を撮ろうとしているわけではないのですが、いい保育というのは伝わると信じています。
見る人が見れば一目瞭然ではあるけれど、それに言葉と文章を添えて、子どもの育ち、保育理念、そして私たちの想いを届けたいと思います。