滝山ネイチャークラブの森のようちえんは、今でこそ雨でも雪でもへっちゃらで出かけますが、最初から出来た訳じゃないんです。
最初は「怖かった」のです。
(自分に出来るだろうか)
(怪我させたらどうしよう)
私を知る人なら「ほりちゃんでも、そう思うんだ。」と言うかも知れませんが、そんなものです。
でも、「やりたい」という思いと、「やらずにはいられない」性格、そして「本当に子どものことを思ったらやろう」という勇気が僕を突き動かしたのかもしれません。
多少の雨ならリスクではありません。またとない絶好の機会です。
「天候が悪いのではない。服装選びが間違っている。」というスウェーデンのことわざにもあるように、レインウェアとリュックカバーさえ用意していただければ、後は責任を持って子どもたちに雨の日の楽しさを体験させられます。
雨の日の体験ノウハウに留まらず、私たちは人生における物の見方、物事の捉え方を、体験を通して自ら学び、獲得して欲しいと思っているのです。
「物事は多面的である。」
「事実は一つ。解釈は無数。」
だとしたら、人生楽しまなくっちゃ!
人生は未知数だからおもしろい。
もちろん、不安もあるけれど、分かり切っていたらおもしろくない。
このワクワクドキドキが子どもの行動変容にもっとも必要な内発的動機付けとなるのです。
自然は危ないこともあるから、経験もさることながら、対象を理解するナレッジも必要です。
日々、研修・研鑽を深め、保護者の皆様に安心して預けていただけるよう精進したいと思います。
また、私たち自身も楽しむ心、遊び心、自分の中の弱い自分にまけない勇気を持って子どもたちと楽しんでいきたいと思います。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭