遊びが大事だと言いますが、なぜ遊びが大事なのかと考えた時に、遊びの要素を細分化して考えてみる必要があると思います。
遊びは主に
1.やってみたい(意欲)
2.どうしようかな(葛藤)
3.どっちにしようかな(選択)
4.どうやってやればいいかな(思考)
5.やってみる(実行)
といったプロセスを経て構成されています。
これらを経験することが子どもの学習において必要なのです。
ですから、いくら大人が何々遊びと名前を付けたからと言って遊びが成立するとは限らないのです。
英語遊び、鼓笛遊び、運動遊び。
それは子どもたちの「やってみたい」という意欲から始まっているだろうか。
大人があれこれ指示したり、禁止しすぎることで、子どもたちの思考や選択、葛藤する体験を奪ってはいないだろうか。
遊びと名付けたらからと言って、必要な経験が出来るわけではなく、きちんと必要な経験がされている状態を「遊び」というのです。
遊びを通して学ぶというのは、遊びの中に体験から学ぶ体験型学習の基本が仕組まれているということなのです。
子どもたちにも話したのは、みんながやってみたくなる魅力ある環境を用意したから、後はみんなが自分で
「考えて」「工夫して」「やってみる」ということが必要なのです。
子どもと関わる大人は活動の中に上記の要素が含まれているか、子どもたちが必要な要素を経験しているだろうかということをチェックすることで、自分たちの活動の効果を図ることが出来ます。
しかし、もっとも簡単にチェックする方法は子どもが生き生きと夢中になって時間が経つのも忘れて遊んでいるかどうかなのです。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭