人を「育てる」のか、人は自ら「育つ」のか

人は「育てる」のではなく、自ら「育つ」のではないか。

滝山ネイチャークラブのソトアソビスクールでは、人材育成、人材養成と言いながら、教え込むということをあまりしない。(「語る」ことは多いな。)

子どもを育てる人を育てないといけない、と思いながら、果たして育てているのかという疑問がわくが、最初の「自ら、育つ」のではないかと思うのだ。

では、放っておいて「育つ」かというとそんなことはない。

森のようちえんの子どもたちを振り返ってみると、教えるということはあまりしていないけれど、「自ら、育つ」環境を整えている。

「育つ」というのは、環境を因子とした自らの行動変容であるとするならば、外的コントロールによって行動を変容させられているというのは、実は「自ら育っている」とは言えないのではないか。

私たちは、本質的な良質な変化を期待し、そのために効果的な働きかけをして成長を促していくのである。

やはり、「育てる」のではなく、人は自ら「育つ」のだ。

では、その「自ら、育つ」環境とは。

滝山ネイチャークラブ

ソトアソビスクール

堀岡正昭

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