人と人をつなげる

「ゆりの子(3歳児)が、かけっこ終わって座って待っているなんて、意味あるんですか?」
あるんです。あるもあるも大あり。
かけっこ終わって、次に走ってくる子を応援する。友だちが走ってくるのを見る、とても重要な意味があります。
仮に座って応援出来ないような小さな子であったとしても(それでもよく考えたんですけど、0歳だって、『ほら、○○ちゃん、次来るよ、応援しようね』って言うと、そっち見ますよ。)無理矢理ねじ伏せて座らせて待たせようなんてこと言っているんじゃないんです。50人近くいれば、集中や興味・関心は様々で、大変なことは重々承知。でもだからと言って、働きかけようともしないで、自分がかけっこ終わって“ただ待っている時間”とするのか、“次のお友だちに関心を持てるように誘い、働きかけ、一緒に応援している時間”にするのか、大きな違いがある。
僕たちは「人と人をつなげるプログラムを積極的に仕組み、誘い、働きかけていくべきだ」と考えます。
ただ、きれいに整列させて、きちんと座らせて、形だけの応援させるなんてことは意味がないと思います。ゆりの子であれば、先生の近くに、側に集まっているだけでいいんじゃないでしょうか。整列させることはこの場合、意味がありません。要は人に、身近な友だちに、関心を持たせるような、人と人がつながるということが大事なんです。

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