滝山ネイチャークラブが森のようちえんを発信していくにあたり、3つの視点で考えてみたいと思います。
1.「小さな教育」
教育の規模の提案をします。小学校では35人学級や40人学級、幼稚園・保育所では40人以上のクラスもあります。
経営上の論理を教育に持ち込まない。滝山ネイチャークラブの森のようちえんは10人程度の規模を提案します。
実際に滝山ネイチャークラブの森のようちえんは、毎回10人定員で、質の高い安全と教育効果を掲げたシステムで運営しています。
2.「理念経営」
自然の中に連れ出せばそれだけでいいのでしょうか。野外教育は単なる方法論です。そこに目的がないといけません。私たちは理念に基づき行動します。感覚や経験だけに頼らず、行動にぶれがありません。均一な安全が提供されます。そして何より、スタッフ一人ひとりの働き甲斐、やりがいを大事にします。少人数の森のようちえんを始めるにあたって、保育理念、経営理念の確立と明確化を進めましょう。
3.「大きなチーム」
小さな教育とは反対に、チームとしては大きなチームで考えましょう。全スタッフはもちろんのこと、保護者や地域、学校や行政とも連携します。誰もいい社会、平和な社会に異論はありません。その大きなチームの目的を一つにすること、一人ひとりがパフォーマンスを最大限に発揮し、チームの力を最大限に高めることに力を注ぎましょう。
私は全国に小さな森のようちえんが広がればいいと思います。質の高い安全と教育効果を謳い、子どもの健全育成と保護者の満足、そしてスタッフ自身のやりがいの高い森のようちえんが広がればいいなと思います。そんな小さな森のようちえんが全国に広がることで大きなチームとなり、社会の変革と平和な未来につながることを期待して行動していきたいと思います。
そこには笑顔の子どもと私たち自身がいます。
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭