親になる

先日の小学校入学式の日、新1年生が新しいランドセルを背負って保育園の前を通っていきました。

「おめでとうございます。」

そんな中、あるお父さんが下の子を連れて保育園に登園してきました。

スーツ姿で上のお兄ちゃんの入学式にこれから出席するようでした。

「おめでとうございます。」

「ありがとうございます。」

その時のお父さんの顔はまぎれもなくやわらかい表情でとてもすてきなお父さんの顔でした。

 

あるとき、保育園のお父さんにこう言われました。

「先生、保育園に来てお父さんたちとつきあって、こんな人のつきあいは久しぶりにしたよ。会社じゃ同僚は足を引っ張るライバルだし、取引先もそう。だけどここに来ると子どものことでいっしょになれる。」

保育園のお父さんたちとは自分の利害関係を超えて、子どものことで一つになれる。

そんな関係がうれしい。

そんな風に仰っていました。

保育園に勤めているとそんな会社があるなんて想像も出来ないけど、企業で働くというのはそういうこともあるのかもしれないな、そう感じました。

 

始めて保育園に来た頃は険しい顔や厳しい表情をしているお父さんたちがいます。

または、まだどこかあどけなさややんちゃぶりが残るお兄ちゃんの顔です。

男親を代表して父親としての自覚のなさだと自分のことを振り返り反省します。

子どもが生まれてもまだまだ親にはなりきれていないのです。

そんなものかもしれません。

親になる体験を経て、私たちは父親になれるのではないでしょうか。

子どもを保育園に預けに行く。

休みの日に子どもを連れて公園に行く。

オムツを替えたり、お風呂に入れたり、寝かしつけたりする。

良いことも悪いことも含めて、私たちは子どもといっしょに過ごす体験を通してようやく親になれるのではないかと思うのです。

前述のお父さんも実は最初の頃はとても険しく厳しい表情を見せることもあったのです。

でもね、多くのお父さんが本当にやわらかい表情に変わるのです。

これは滝山ネイチャークラブのお父さんたちも同じ。

第一印象は厳しい表情のお父さんたちが、1回参加し、2回参加し、回数を重ねるごとに本当に表情が変わるのです。

「いいお父さんだな。」

という風にしか見えなくなるのです。

これはその人のお父さんとしての内面が確実に変化した証ではないかと思います。

本当にいいお父さんなのです。

 

お父さんたちのことを応援しています。

もちろんお母さんたちのことも応援していますよ。

大変なことも多い子育て。

でも私たちはその中にある幸せと喜びを選んだのです。

それはきっと間違っていない。

最高のお父さん、お母さんたちにエールを送ります。

「ご入園、ご入学、本当におめでとうざいます。」

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