子どもができること、できないこと

【体験内容】

・男の子6名との参加(4歳〜小4)

・遊び:木の枝での戦いごっこ/基地作り/石拾い/シーソー/手すりを滑り下りる/斜面の散策

【気付き】

・小学4年生と聞いて、接し方に戸惑いを感じました。

 どのように遊べばいいのか、何を話題にすればいいのか、何に興味関心があるのか等、分からないことだらけでした。無駄に思考が働いてしまいます。

しかし、遊び始めると思っていたよりも単純で、他の年齢の子と同じ接し方で大丈夫なことも感じとりました。

やはり、まずは自分自身がオープンであることが第一で、一緒に楽しんで遊びに入り込むことが重要だと感じます。

・また、4年生にもなると下の子の面倒を見る姿も垣間見えて感心しておりました。

 下の子に譲ってあげるだけでなく、自分も一緒に遊んでサポートにも回る姿を見て、子供の精神的な成長を感じました。低学年の子とはこんなにも違うのかと。

これは大人の社会でも通ずることで、指示するだけでなく寄り添って一緒にやってみる、一緒に感じることが大事だと思い、学びを得られました。

・自分で確認して、許可を得るということ。

 ルールや時間割がないからこそ、今自分がやりたいことを本当にやってもいいのかを大人に確認している姿も見ました。また、大人がどこにいるかもきちんと把握して、必要な時に声をかけられるように自分で環境を整えてもいました。

自由の中にもきちんとルール、環境を作っているようです。

ずっと一緒にいるのではなく、必要な時に駆けつけて助ける、物事の良し悪しについて一緒に線引きしてあげるのが大人の役割だと考えます。

・食事の栄養バランスについて気になりました。(実習後にお話したことです。)

 食文化の違いも影響することが私にとって大きな学びとなりました。

 これまでは親御さんの食への関心が薄すぎるのではないか、という勝手な判断をしておりましたので、今回の件でハッとさせられ、自身の視野が広がりました。

ただ、「体は食べたものでできている」というのは事実だと受け止めていて、特に子供は知識もなく自分でコントロールできる力がないからこそ、大人が学習して整えることしか改善の手段はないと思っています。

子供のような小さな体は添加物や農薬の影響は受けやすく、だからこそ改善のスピードも大人より速いと言われています。

また、お弁当を作る過程も親として大事な時間だと思っています。

「今日はちゃんと食べてくれるかな」「何か残してしまうだろうか」

ワクワクでも不安でも感じるものは何でも良くて、その時間に子供への思いがさらに募ることが大事だと思います。全てが愛情だからです。

子供は訳もわからず、お弁当を作ってもらうのが当たり前のように食べますが、少なくとも記憶には残っており、大人になった時に愛情となって心が満たされるのではないでしょうか。

様々なご事情があるとは思いますが、親御さんにはできることからで良いので、乗り越えていただきたい課題だと思います。

 

 

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