疲れたら休憩しようか

このブログを読んでいただいている保護者の方や森のようちえん関係者は、子どもの主体性を尊重し、自由に遊ぶことの意義を知っています。

ですから、子どもの欲求を満たし、自由にのびのびと遊ばせたいと考えます。

でも、実際にやってみるとなると、怪我の心配や事故のリスクなど、考えなくてはならないことも多くて躊躇うのも事実です。

子どもは自由に遊ばせた方がいいということで、大人はあまり関わらない方がいいという意見もあるかと思います。

関わり方が重要なのです。

私たちは子どもの内面を観察します。

満足度や心理状態、楽しんでいるかどうかなど把握します。

その上で子どもの疲労や体調の変化、能力などを見極めます。

その子の発達に見合った活動でないと事故や怪我が絶えないからです。

疲れているなと思ったら適時、「お茶にしようか」と水分補給に誘い、体調が悪いのかなと思ったら活動時間を切り上げたり、能力をはるかに超えた挑戦だと思ったときには「こっちにしようか」などと代替え案を提案したり、やめておこうと制止することもあります。

森のようちえんの活動が安全なのには理由があるのです。

子どもを見るポイントは、満足度と疲労感。

ここを押さえておくことで、子どもの「楽しい!」と安全がかなり上がります。

次回は、子どもがもっと遊びたい!と言うけれど、もう疲れている時にはどうしたらいいか、について触れたいと思います。

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