
普段の活動もそうなんですが、滝山ネイチャークラブの子どもたちは、活動範囲が広い。
ある調査によると、普通の園だと、活動範囲は数メートルから十数メートル。
野外での活動をしている園でも、数十メートル。
半径100m以上、子どもたちが自由に活動できるところはそう多くないそうです。
ある保育園の園長先生が、
「先生たちがよく、『あっち行っちゃだめ!』って言うのよ。保育園の園庭なんだから自由に行ったっていいじゃないね。」
と仰っていました。
もちろん、子どもをほったらかしで、見ていなかったという訳にはいきません。
だから私たちは子どもたちの1.5倍は動ける体力を持ちたいと思います。
個人的には子どもに、「あっち行っちゃだめ」と言ったら負けだと思っています。
どれだけ自由で、能動的な体験にするか頑張りたいと思います。
当然、危険や望ましくない行為に対してはちゃんと注意しないといけないのですが、それでも「だめ」という言葉を使わず、「伝える」ということに挑戦していきたいと思います。
「あっち行っちゃだめ」のだめな理由は、本当にだめなの?
だめな理由があるのなら、その理由を子どもに分かるように説明している?
その真意が伝わらず、「なんか先生が怒っているから」としか伝わっていないとしたら、それは伝えたことにならないのでは?
安全な活動には理由があります。
子どもを見守る技術、ノウハウに加え、対象となる子どもの発達理解、特性を理解し、信頼関係を築くことが最も基本となることを知っているからです。
怒らなくても子どもに伝わるように伝える伝え方があります。
禁止・規制ばかりしなくても、危険の意味を理解したら、子ども自身危なくないように注意してコントロールできるようになります。
そんな自律した子どもに育てたいと思います。
子どもを外的に、大人の力でコントロールする保育から、子ども自身が感情をコントロールし、自律した子どもに育てる保育へ
大人がゴリゴリにパワーで制圧しなくても、もっと子どもに合わせてしなやかに、柔軟に対応することで、もっと保育は楽になる。
技術を磨き、経験を積み、専門性を高めることで、子どもはもっと伸び伸びと、大人はもっと楽になる。
そんな保育が広まることを心から願っています。
「園長先生、子どもたちは実に伸び伸びと、自由に遊んでいますよ。」
そう報告したいと思います。
堀岡正昭
