活動をデザインする
フィールドまでどうやって子どもたちを連れ出すか。
実はそこから活動は始まっています。
森の入り口、木のトンネルを抜けて川に向かう。
現実世界、日常から徐々にお話の世界、自分たちの遊びの世界に入っていくのです。
数十mのコースですが、ここを歩いていくことで子どもたちがお話の世界に入っていくのを一緒に楽しみたいと思います。
のぼるとちゅうのたにがわにはしがあって、そこをわたらなければなりません。
子どもたちはお話の世界が大好きです。
かたこと かたこと
かわいらしいがらがらどんが橋を渡りにやってきます。
指示するところと子どもの主体性を尊重するところ
安全のためには的確に子どもにも理解しやすい言葉で端的に指示することは保育者にとって必要な技術です。
災害時、緊急時には「どうしたらいいかな?自分で考えよう。」ではなく、「荷物を置いて、〇〇先生のところに集まりなさい。」と正しく指示しましょう。
指示すべきところと子どもの主体性を尊重し見守るところが分かっていれば、子どもを安全に守ることが出来ます。
反対に待つべき時には、一言でも余計な言葉はかけない、どんなに時間がかかっても、それが大事なことだと分かっていればあせるなんてことは一つもないのです。
指示すべき時にきちんと指示を出す。
見守る時には徹底して見守る。
それが保育の質、安全の質につながってきます。
発達と個性、個人差に対応する
お弁当を食べたら片付けて、リュックの中のスケッチブックを見つけました。
おうちの人とお話をして、楽しみにして入れているのでしょう。
子どもの興味関心は移りやすい。
興味がわいたその時に拾い上げ、他の子にも広げていく。
そんな反応を期待したいものです。
安全な水辺の活動と予想できない子どもたちの動き。
そんな子どもの行動特性に対応するためにも、活動は詰め過ぎないことがポイントです。
虫がいたら虫探ししたくなる。
疲れたら休憩する。
どこに想定外のおもしろさが潜んでいるか分からない。
そんな子どもたちと自然の中での遊びを楽しんできたいと思います。
自然はおもしろい。
子どもは素晴らしい。
そんな保育が広がることを期待しています。
8月もプレ森のようちえんを行います。
ぜひ遊びに来てください。
涼と楽しさ、安全をお届けします。
森のようちえんの滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭