雨は楽しいものの、雨で体が濡れると体温が下がり、風邪をひかせます。
だから私たちは濡らさないよう配慮しています。
フードを被る(帽子を被る)
まずはフードを被るよう、声を掛けます。フードを被るのを嫌がる小さい子は帽子を被らせます。
髪を濡らすことは体温の低下につながります。
衣類を濡らさない、身体を冷やさない、髪を濡らさない。
これを意識しています。
レインウェアを着用する。
当たり前ですが、雨が降っている時はレインウェアを着させます。
雨が降ってくるのが予想される場合、レインウェアの着用が必要だと判断される場合は、子どもたちにレインウェアの着用を声かけます。
お弁当の後など、レインウェアを脱いでいて外に出る場合など、レインウェアを着忘れることもありますが、雨が降っていたら必ず声をかけてレインウェアを着るようにしています。
ポンチョタイプはズボンも履く。
ポンチョタイプの子もいますが、その場合でもレインウェアのズボンを用意してもらっています。
ズボンやシャツを汚さない、濡らさないよう配慮しています。
モンベルのレインウェアの場合、レインウェアのズボンの裾をゴムで止める。
モンベルのレインウェア限定ですが、ズボンの裾にゴムが入っています。(サムエシステム)
このゴムをしっかり止めることで長靴の中に水が入るのを防ぐことが出来ます。
自分でやるのが難しい子たちはこちらで直してあげています。
お弁当を食べるときなど、レインウェアを脱いだら、裏返して乾かす。
いいレインウェアでも雨の中遊ぶと裏側はしっとりするものです。
脱いだら裏返して少しでも快適にまた着れるように配慮して、脱いだら必ず干すようにしています。
子どもは濡れたレインウェアを着るのを嫌がりますが、雨が降っているのにレインウェアを着ないで外に出すことはありません。それは衣服や身体を濡らすこと、髪を濡らすことが体温の低下を招き、命の危険につながるからで、安全を最優先します。
シートが濡れるぐらいの雨の場合、長靴は脱がない。
子どもたちはレジャーシートを持ってきているので、普段は靴を脱いでその上でお弁当を食べています。
シートが濡れている場合は長靴を脱がないでそのままお弁当を食べるように指導しています。
靴下もなるべく濡らさないことが大事ですが、濡れたことによる不快感の低減のためにビニール袋を履いて長靴を履かせる場合もあります。
リュックには必ずリュックカバーを装着する。
子どもたちは移動中雨が降ってきたらリュックカバーを装着します。
中に入っているタオルや着替えを濡らさないということも快適で健康な活動につながります。
リュックカバーについては背中側のベルトが付いている物、もしくは肩のストラップに止めるタイプの物を推奨しています。
レインウェアの着脱、リュックカバーの着脱は子どもだけでは難しいので、支援、もしくは全部やってあげる。
レインウェアの着脱、リュックカバーの着脱は子どもだけでは難しいものです。
特に濡れていて脱ぐ時、濡れたレインウェアを着るときなど、手伝ってあげたり、こちらで全介助するということもあります。
大きくなると「自分でやるから(手伝わなくても)いい」となる場合が多いですが、それでもちゃんと着れているか、裾や首回りなど濡れないか見てあげて直してあげることは必要な配慮だと思っています。
モンベルのいいレインウェアの場合、このような配慮と工夫をすれば、活動中着替えることはありません。(雨量や子どもの行動特性にもよりますが)
子どもたちの様々なメーカーのレインウェアを見てきましたが、キッズのレインウェアの場合、機能性、耐久性、価格においてもモンベル一択です。
雨が降っていなくても動きが止まって寒くなるお弁当の時など、モンベルのレインウェアはアウター替わりにもなります。
大きく分けてグレードは3つ。
一番グレードの高いゴアテックスは幼児にはオーバースペックです。
クレッパーよりサンダーパスの方が汚れ落ちは良く、一押しです。
雨の日は楽しい。
感覚を刺激し、良質な自然体験は子どもの成長を促します。
でもそれは健康と安全に対する配慮と、子どもの発達特性・行動特性を理解した技術と経験ある指導者による体験活動であることが必須であると思います。
私たちは高い教育効果を目指し、子どもたちの満足、保護者の方々の喜びにつなげていきたいと考えています。
子どもの健康と安全のためのノウハウが少しでも共有され、子どもたちの楽しい活動に貢献出来たらと思います。