写真を使って保育を伝える

負担軽減、保育者の質も上がる「保育ドキュメンテーション」ってなに?|玉川大学教育学部教授・大豆生田啓友
いま、日本の保育現場で急速に広まりつつあるのが、「保育ドキュメンテーション」です。とはいえ、まだ導入していない園も多いため、「なんのことかわからない」という保育者さんもいるかもしれませんね。そこで、日本における保育ドキュメンテーションの第一人者である玉川大学教育学部の大豆生田啓友先生に、「保育ドキュメンテーションとはど...

現在、幼稚園・保育園でもネットで情報を発信しているところも多いと思いますが、こうやって保育を発信、表現出来るようになったことを嬉しく思います。

ホームページやアプリ、SNSを使った配信など様々な手法がありますが、今注目され、今後保育業界の発信方法のスタンダードになると思われるのが、写真を使った保育ドキュメンテーションという手法です。

この言葉を広く普及させたのが、玉川大学の大豆生田先生だと思いますが、写真の持つ力とそれに言葉を添える保育者の保育観、子ども観、遊びを読み取る力、子どもの育ちを伝える力がこれから重要になってきます。

「かわいいでしょー」「いいでしょー」だけではない、何故いいのか、写真から読み取れる意味を伝える力が保育の専門性へとつながってきます。

保育ドキュメンテーションに取り組んでいる園も、まだ取り組んでいない園も含めて、子どもの様子を写真に撮って、振り返り、言葉を添えることで、保護者と、また保育者仲間と保育を共有していくことがその園の価値となります。

保育中に写真を撮るポイントや注意点、写真を選ぶこと、言葉を添えることがなぜ保育の専門性につながるのか、ソトアソビスクールでお伝えしています。

プライバシーに配慮した閲覧制限、ログイン機能を使った個別の連絡ノートなど、管理面の問題を解決し、保護者と園をつなぐツールがあります。

保育者も楽しく取り組み、保育の価値を高めていきたいですね。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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