3月2日(土)

子どもを自然にいざない、活動していると怪我や事故を防ごうとするあまり、子どもの行動を規制することも多いのではないでしょうか。

「それは危ない」「そっちはだめ」「こうしなさい」

もちろん、私たちも子どもたちに怪我はさせたくはありません。

でも子どもたちを見ていると果たして子どもは管理できる存在なんだろうかと思います。

「もっと遊びたい」「もっと遠くに行きたい」「もっと大きくなりたい」

そんな欲求の塊のような子どもたちの行動を規制することがどんなに罪なことか。

(でも放っておいたら子どもは怪我をする)

そうです。放っておいてはいけません。

私たちは積極的に働きかけて怪我をしないように配慮するのです。

私たちは子どもたちの欲求を適切に満たし、子どもたちの行動を規制することなく、安全な活動を目指します。

子どもは管理できないけれど、安全は管理できる。

子どもをコントロールするのではなく、安全をコントロールするのです。

自由な雰囲気で、魅力ある環境が用意されている森のようちえんでは、子どもたちは自らよく遊びます。

様々な動作を自然に身に付けることで怪我をしないしなやかな身のこなしが出来るようになります。

子どもたちの思考を妨げない、考えることを保障された体験学習は子どもたちの創意工夫が見られるようになります。

何より、自ら環境に働きかけて楽しむことを覚えた子たちは、人生の困難に対してもあきらめることなく、チャレンジしていくことでしょう。

人生は自分次第で変えられる。

そんな生き方の姿勢と態度を習慣化する森のようちえんでありたいと思います。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡正昭

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