安全教育と言うのは、緊急性、危険性の低いときに、練習しておくということが重要です。
道路は飛び出さないこと、右、左、よく見て渡ること、ほりさんたちの話を聞くことなど、要点を押さえて、手短に、子どもたちに分かる言葉で伝えます。
普段からどれだけ意識して、丁寧に伝えているか。
地味だけど、そんなことの一つ一つの積み重ねが子どもたちの安全を守ります。
日陰を見つけては水分補給を促すくらい、こまめに水分補給します。
飲んでいる、飲んでいないだけでなく、飲み方や表情・様子などから健康状態を観察します。
子どもの体調不良は急に表れるといいますが、それでも小さな変化を見逃さず、子どもたちの健康を守りたいと思います。
雨で増水が心配される場合は、事前に調査して、安全かどうか確認しています。
地元だからこそ、普段と違うということに敏感で、慎重に判断したいと思います。
いつも遊んでいる所は水量も多く、深くなっている所もあるので避け、上流のここなら浅瀬でストレートなので安心です。
この暑さでも水温は低く、大人でも30分と浸かっていられません。
アクアシューズを履いて水辺を楽しむ活動に切り替え、安全と安心、子どもたちの満足をねらう活動にしました。
「あっちまで行こうよ」
安全を守りながら、子どもたち自身の能動的な体験にしたいと思います。
それは、その方が満足度が高く、楽しいからです。
子どもの遊びは密。
子どもには身体接触と密な関係が必要不可欠です。
そうしなければ子どもの健全な成長は望めないということはコロナ禍の研究でも明らかです。
楽しいということと安全を両立させるのはとても難儀なことですが、私たちはそれにチャレンジしていきたいと思います。
今日はみんなパンツまでびっちょりになって遊びましたが、みんな嬉しそうでした。
子どもは自由で能動的に遊んでいる時、最高に「楽しい!」という感情になります。
私たち大人は裁判官や監視員的態度ではなく、子どもの遊びを肯定的に捉え、自由な雰囲気を形成する環境の一因としてかかわっていきたいものです。
その大人が、さり気なく、陰で子どもたちの安全を守り、必要に応じて安全指導、関係性の調整を適切に行うから、子どもたちが安心して遊び出していけます。
「楽しさ」と「安全」、この2つを追求し、子どもたちの満足と保護者の皆様の安心を目指していきたいと思います。
次回も気温によっては十分な水分の用意をお願いします。
目安は、水筒+ペットボトル1本です。
それでも足りない場合は、必要に応じて、こちらで補充します。
保護者の皆様ももうしばらく、水分を摂りながら、体調を整えていきましょう。
よろしくお願いします。
滝山ネイチャークラブ
森の教室
堀岡正昭