森の中で絵本の読み聞かせ
ただ読むのと違って、森の中は光が違います。周囲の音が違います。あの空間にいると共有できる一種独特の雰囲気があります。
この日の本は『さんまいのおふだ』
自然の中というシチュエーションは子どもたちの想像力を高めるには最高です。
ごっこ遊び、ファンタジーの世界を楽しむ
樹の皮に何やら書いてある、子どもたち曰く「宝の地図」を発見しました。
「今ここだから、宝はこっちだ」とか「これは宝石だ」とか大騒ぎ。
遊びというのは、こうした偶然の産物でもあります。
大人がお膳立てし過ぎて、計画通りに運ぼうとしても、案外子どもたちは食いついてこないこともあります。
それよりも、「ちょっと不確定な要素」「未知数の部分を残しておく」「その偶然を逃さず拾う」ということが、子どもたちの「楽しい」「おもしろい」「やってみたい」につながります。
雨でも負けない
予報よりも早く雨になり、子どもたちはレインウェアを着て遊びまわっています。
お昼はタープの下で快適です。
荷物を減らすためにポールは持たないので、立木にロープを張ります。
有効面積を増やして雨の流れを作るためにタープは片落としです。
正しい服装選びと応用を利かせたキャンプスキルで少しぐらいの雨ではへこたれないタフなマインドを育てます。
刻一刻と移り変わる自然気象に対応する技術が専門性です。
子どもという多様で唯一無二の存在とどれだけ関わって、どれだけ正しく子どもを理解しているかということが子どもと関わる専門性です。
私たちはその専門性を高め、子どもたちのより良い成長をサポートしていきたいと考えます。
「これで良かっただろうか」「もっと良い方法はなかっただろうか」
と向上心を持って取り組んでいくことが私たちの保育の質です。
来月もお待ちしています。
滝山ネイチャークラブ
森のようちえん
代表 堀岡 正昭