保育者の指導力

人数点呼を取る理由 | 森のようちえん
森のようちえんでは、出発前、人数点呼を取ります。 「今日は何人いるかな?」 子どもたちだけの朝の会では名前を言って、自己紹介します。 それはなぜでしょう? 答えは、安全上の理由と子どもたちに仲間を意識してもらい、人に対する関心を育てたいと思っているからです。 森のようちえんでは活動中、子どもを見失わないように、スタッフ...

人数点呼を取るのは保育者にとって必要なスキルです。

災害時、緊急時、すばやく人数を把握し、いない子どもを発見し、全員を安全に避難誘導する力が必要です。

「あの子がいないことに気が付きませんでした。」

ではだめなのです。

でも今、その力が落ちているというのです。

子どもの主体性という名のもと、大人主導による指導力が低下しているというのです。

一斉指導や大人主導の働きかけはよくないと考える人が増えているというのです。

これは当然、一斉指導や大人主導の保育を勧めるものでは決してありません。

時と場合、状況によって、子どもたちを指導し、安全を守る義務があるのです。

災害時に散らばった子どもたちや動き回る子どもたちの人数を数えるなんて無理です。

緊急時には子どもたちを集める力が必要なのです。

そして、1列に並ばせ、素早く人数を数え、いない子どもは何人、誰と誰がいない、「じゃあ誰々先生、子どもを探してきて」「今いる子どもたちのことは私が見ます。」などとその場にいる大人全員の力を集結させ、全員で子どもの安全を守る力です。

状況によっては災害時持ち出し品の準備をお願いしたり、応援の先生を配置したりする指導力が必要なのです。

子どもを集めて並ばせるなんて、怒ったってだめです。

ノウハウがあり、技術と経験が物を言います。

森のようちえんと言っても指導力とは無縁ではありません。

もちろん、常日頃、指導力を発揮する必要なんかありません。

育てたいのは、子どもたちが環境に自ら働きかけ、自由に遊び、自分で考え、行動する力なのですから。

それでも、緊急時、災害時、指導力が発揮できるよう、技術を磨き、経験を積み重ねていきましょう。

 

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