個人の成長と関係性

関係性というのは普遍なものではなく、変化していくもののような気がします。
親子関係も始めはお母さんのおっぱいを飲んで、完全に養護される関係から、段々と出来ることが増え、見守ってもらう関係に、そしていつかは巣立ち、離れていくのかもしれません。
一生手元に置いておくわけにはいかないのです。
子どもが成長し、自立するにしたがって、親子の関係性が変わっていくのです。

師弟関係もそうかもしれません。
最初は全面に教えを請い、学びの対象であったものが、いつの日か弟子は師匠を追い越し、追い抜いて、師匠を乗り越えていくことを師匠も望んでいるのではないでしょうか。
いつまでも追い抜いてくれないことには師匠も心配でいられません。
気持ちの上では変わらなくても、個人の能力、成長度合いが変わり、関係性が変わっていくことが健全なような気もします。

夫婦関係もそうなのでしょうか。
お互いを尊重し、それぞれが自立、成長した暁には、お互いの距離感や関係性が変わっていくものなのでしょうか。
これについては分かりません。
でも、人間関係は相手の意見と主体的な行動を尊重し、それぞれが刺激し合い、喜びと成長の関係でありたいものです。

子どもはいつかは巣立っていくものです。
それは子ども自身が自分の幸せと成長を願い、羽ばたいていくからです。
親はそれを認め、笑顔で見送り、子どもの成長をしっかり応援していきたいものです。

私たち親も、子どもたちの成長に負けないように、しっかりと自立し、成長の人生でありたいものです。

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