野外救急の講習を受講してきました。
以前、森のようちえん全国ネットワークフォーラムのワークショップで体験して、これは意義がある、と感じていました。
1年に最低1回は救急法の講習会を受講した方がいいと思っていますが、野外に特化した本講習は我々野外で活動する指導者にとって、深く考えさせられる講習でもあります。
OUtdoor CPR+AED
都市部の野外環境下で活動することの多い方向けコース 例)自然保育・森のようちえん・学校教員・スポーツインストラクターなど
本講座に限らず、救急法はほぼ普段、活用することがありません。
だからこそ、ロールプレイングを通して、体に覚えさせるくらい反復練習した方がいいとも感じます。
より実践に即した具体的で、緊迫感ある演習は緊張感と意識を高めるには十分です。
実際の現場では、子どもの鳴き声や他のスタッフの指示を仰ぐ声、もしかしたら第三者の野次馬による非難や「もっとこうした方がいい」といった余計なアドバイス、「お前にそんな資格あるのか」といった責任を求める声など様々なノイズも含まれます。
その中で、いかに的確に、冷静に、優先順位を誤らず判断が出来るか。
実は、普段の活動においてもトレーニングは可能です。
転んで怪我をしただけでも、自分で考えて、冷静に、素早く判断するよう努めている人と、人に判断を仰ぎ、言われたことをこなすことだけを考える人では判断の質が違います。
我々は、普段から意識し、常に最悪の状況を打開する方策を見出す知恵を持たなくてはなりません。
ストレスフルな環境に不満を持ち、他人を批判したり、責任を転嫁するようでは成長はありません。
私たちは常に自分に負荷をかけ、成長し続けて行けるよう向上心を持って行きたいと思います。