子どもと長く関わっていて思うのは、やはり子どもから目を離してはいけないということである。
そんなの無理!と言うのもよく分かるのだが、目を離してはいけない場面を理解し、その場は緊張感をマックスにして、全神経を集中させ、子どものことを見ていないといけないということは伝えたい。
その場面を知っているから、私たちプロは目を離してはいけない場面は全神経、身体のすべてのセンサーを研ぎ澄まし、すぐに動ける体制を作る。
実は、逆に言うと、リラックスしてもいい場面というのも、ある。
スタッフには、そんな場面は緊張を解きほぐし、脱力した状態で、いてもらうことを伝えている。
そうでないと、いざとなった時、集中できないからだ。
子どもから目を離す先生は危険だ。
目を離してはいけない場面を理解していない先生は危険だ。
その時に、適切に働きかける、適切に声を掛けるということが専門性だ。
私たちは、リラックスしていていい場面と決して目を離してはいけない場面を共有し、子どもに適切に声をかける技術を高め、それを広めていきたい。
困ったら、ぜひ専門家を頼って欲しい。