よく見て、よく考える

場面 × 子どもの状態 × 大人の働きかけ = 答え

「どうしたらいいですか?」の答えが難しいのは、子どもの状態というのは十人十色、能力や発達、その時の体調や心理状態でも変わってくるし、大人の働きかけも、働きかける大人自身の能力や経験値、技術やその人の背景、個性などによっても変わってくるからです。

その時の子どもの状態をどう読み取るか。

これにはある程度の経験値も必要だし、平均的な発達の理解として最低限の予備知識は必要だと思います。

その上で子どもに対する愛がない人は正しく理解できないことがあると思うと、大人自身の捉え方も問題になってきます。

しかし、場面においてはかなりパターン化することが可能です。

そう、つまり規格化しやすいのです。

ハチが来たらどうしたら良いですか?

地震が起きたらどうしたら良いですか?

子どもをバスに乗せる時、降りる時にはどんなことに注意したらいいですか?

これらはマニュアル化することが出来ます。

つまりは子どもがどんな状態であれ、関わる大人の経験値、技術や思考にかかわらず、ある程度は規格化しないといけません。

この場面においては、様々なパターンでお伝えします。

子どもの状態においては、どう理解し、どう評価したらいいかをお伝えします。

その上で大人の働きかけについてはトライアンドエラー、自身で考え、実践し、試してみて、考察するサイクルを繰り返すことで保育力を高めることが可能になるのです。

 

場面ごとに子どもの状態を観察し、どうしたらいいか考える。

実は保育というのは結構そんなシンプルな営みであるともいえます。

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