私たち、滝山ネイチャークラブは子どもたちにも、自分の思いを言葉で伝えられるようになって欲しいと願います。
そのために、
1.大人(保育者など)に仲立ちになってもらい、代弁してもらいながら、言葉を聞いて、その場の状況とその言った人をモデルに、見てもらう、知ってもらうということが大事なのだと思います。
2.次に、それを練習する機会が必要です。これは意図的に、子どもたちがやりたい、言いたい、伝えたいという気持ちを引き出し、それを形にしてあげる作業が必要です。難しく考える必要はなく、みんなの前で、お名前を言う、好きな食べ物を発表する、みんなに知ってもらいたい、見てもらいたい物を発表するといった機会を設定しましょう。
3.最後に実践です。実際の場面で、子ども同士の関わりの中から言葉のやりとりを通して、自分の思いを言葉で伝えるという体験です。
大人でも難しいことです。自分の思いをどれだけ他者に伝えられているでしょうか。
大人も子どもも練習が必要です。
モデルが必要です。
繰り返し日常の生活の中で経験する体系化された教育プログラムが必要です。
なんとなく経験するのでは教育とはいえません。我々は意図的にそれらをプログラムします。
なんてことを頭で考えてやるとうまくいかないのですが、我々の仕事は、基本に忠実に、理論に裏付けされ、経験に基づく、緻密に計算された芸術のような、言わばアーティスティックな仕事なのではないかと思います。
私たちはクリエーターです。
子どもたちの関わる力を育てます。
言葉を育てます。
それらの根底にあるのが、「愛」です。
人に云うと書いて、伝える
人に言うと書いて、信じる
伝えることは信じること
小山薫堂
滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡正昭
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