ウイルスも怖いが、それよりやっかいで忌むべきもの。
それは、エゴとデマと差別だ。
でもそれは、誰の心にもある。
自己中心的で自分勝手な行動はなかっただろうか。
よく調べたり、考えもせず、人のうわさや情報をうのみにして、他者に広めたり信じたりして、無用な不安やあせりなど煽ったりしていないだろうか。
誰もが差別は良くないと考えるが、その行為は相手に対する尊厳を表していると言えるだろうか。
コロナの影響で、人間の本質が明らかになってきた。
ウイルスの恐怖と共に、エゴとデマと差別によって、人類は互いの首を絞め、自滅の恐怖も表れてきた。
人類には叡智がある。
相手を思いやる想像する力がある。
物事の本質を見抜く英知がある。
人格に対する尊厳、異なる意見の尊重、他者に対する敬意を持てる。
ワクチンの開発には今しばらく時間が必要だろう。
しかし、エゴとデマと差別の恐怖からは今すぐでも打ち勝つことが出来る。
聡明で良識ある人間でありたいと思う。
これからのテーマは、「想像力」ではなかろうか。
想像力を働かせ、自分は独りよがりではないか、相手を傷つけてはいないか、物事の本質を見極め、正しい判断を出来る大人でありたい。