ザリガニのリリースについて

子どもたちには、「みんなもおうちに帰るから、捕ったザリガニやお魚もおうちに返してあげようね」と話しています。
基本は、「キャッチアンドリリース」
よく観察して、愛着を持って接して身近な生き物に親しんで欲しいと願います。
でも中にはどうしても持って帰りたい、家で飼いたい、という子もいます。
そんなときは、お家の人と相談して、大事にしてあげてねと話しています。
子どもたち自身が、「どうしても飼いたい!」という強い思いがあることが一番で、お家の人とよく相談することが大事だと思います。
このときに、生態系の観点から「外来生物であるザリガニを捕ったら駆除すべきでリリースは良くない」という考えもあります。
いわゆる殺処分です。
子どもたちに直接見せないまでも、子どもたちにとって最も魅力ある生き物であり、ましてや自分たちで捕ったザリガニを「外来生物だから」と言って駆除するという生態系の保護の観点よりも、子どもたちの生き物に対する愛着を大事にしたいという幼児教育の観点からリリースを推奨しているという点をご理解いただけたらと思います。
「お家に持って帰りたい」「お家で飼いたい」という気持ちを大事にしたいというのも同じ理由です。
生態系の保護も、子どもの幼児教育も、「命」を大事にするという点では同じではないでしょうか。もちろん、生態系を破壊して在来の生き物が住みにくくなってもいいとは思いません。私も正しい選択かどうか分かりませんが、子どもたちと「命」と向き合う活動を通して、みんなが「命」を大事にして、自分と大切な人たちを愛する子どもに育って欲しいと願います。
保護者の皆様には、多大なるご理解とご協力をいただき、本当に感謝しています。子どもたちもご家族の方の愛情を全身で感じていることでしょう。
子どもたちが健全に成長していくことを確信しています。
これからも滝山ネイチャークラブ、森のようちえんの活動に対するご支援を心からお願い申し上げます。

滝山ネイチャークラブ
代表 堀岡 正昭

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