教育の質としての「構造の質」

日本中の幼稚園・保育園の先生たちが子どもを自然に連れ出して遊ばせればいいのにと思っても、そうはなかなかうまくいかない(「野外で行う少人数の幼児教育」http://taki-nature.com/column/?p=2276)と書きました。

安全管理上の問題とそれを行う側の技術と経験不足の問題があると述べました。

安全上の問題なら子どもの人数を減らせばいいけど、人数を減らせば経営上の問題が出てきます。

でも、それでもなんとかするのが経営者の手腕というもの。

質の高い教育をするんだ、とまずは決めて、その次に方法論を考えるのです。

「そんな少ないんじゃやっていけない」

方法ありき、結果ありきで考えてはいけない。

まずは目的を定めるのです。

「質の高い教育を目指すのだ」と。

ここで質の中身が問題になってきます。

日本中のすべての現場の保育者が「今よりもう少し子どもの人数が少なければ」と考えています。

私は、まず教育の構造を変え、少人数で行うことに決めたのです。

 

教育の質

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは、構造の質としての1体験当たりの子どもの人数を10人までに設定しています。

 

この教育の質としての「構造の質」を高めていかないことには日本全国の保育者の疲弊感は拭えないし、どんなに手当てや給料に反映させたとしても、職員のやりがい・働き甲斐にはつながらない。

滝山ネイチャークラブの森のようちえんでは、毎回の森のようちえんの参加者を10人までと限定して、質の高い教育を目指していますが、お泊りキャンプについては、定員6人に設定し、さらなる安全と教育の質的向上を目指していくことをご案内します。

※次回のお泊りキャンプから定員を6名に変更します。

 

滝山ネイチャークラブ、森のようちえん

代表 堀岡正昭

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