受容(相手のことを受け入れる)は、対人援助の基本です。
だから教育、福祉、保育に携わる人にとって対象者を受け入れることは基本中の基本です。
相手のことを受け入れるには、自分のことを受け入れられないと出来ないのかもしれません。
自分のことを受け入れるには、自分は人に「受け入れられている」感が必要なのかもしれません。
だから私たちは、子どもたちを無条件で受け入れるのです。
子どもたちのありのままを受け止め、子どもたちが「なりたい自分」になろうとすることを援助する。
「ありのままのそのまま」ではなぜだめなのか。
ありのままでは人生の目的は達成されてはいないから。
私はもっと幸せに、もっと成長して、もっと成功したいから、ありのままではだめだ。
ありのままの自分を超えて、もっと成功するには技術を身につけないといけない。
もっと成長するには行動しないといけない。
もっと幸せになるにはもっと人生を楽しまないといけない。
今は小さなアリだけど、いつまでもありのままじゃだめだ。
人生を楽しみ、やりたいことをやって、なりたい自分になる。
なりたい自分になったときを想像するんです。
なりたい自分になったとき、どんな気持ちですか。
どんな服を着て、どんな車に乗っていますか。
周りの人からどんな風にみられていますか。
そのときのにおいや音、感覚を体験しましょう。
一度脳内でなりたい自分になってみるのです。
それはきっと心地よかったり、うれしかったり、満足いく状態なのではないでしょうか。
その脳内で行われる体験(妄想とも言いますね)をより具体的に思い描くのです。
住んでいる場所、一緒にいる人、食生活、健康状態、社会環境‥。
脳内の妄想ならただ(無料)です。
どんな妄想も人畜無害です。
その上、自分自身はハッピーになれる。
まずは脳内で想像の世界で、なりたい自分に、なりましょう。
思い描くのは自由です。
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