子どもと虫について

「持って帰りたい!」

7月は雨も多く、虫のたくさんいるフィールドでの活動でした。

子どもたちは夢中になって虫を捕まえ、観察ケースに入れてじっくりと観察していました。

身近な生き物に関心を持ち、自分からよく見る習慣になればいいなと思います。

滝山ネイチャークラブでは基本的には、

「キャッチアンドリリース」

捕まえてよく観察したら、返してあげようね。と話しています。

昆虫採集は図鑑やDVDだけでは得られない、貴重な直接体験です。

自然観察の基本でもあります。

自然保護や生態系の維持において採取、観察後の放虫は大事なことではあります。

子どもたちには、物事を擬人化させることで理解できることがある傾向があります。

「みんなもおうちに帰るでしょ。虫もお父さん、お母さんたちのところに返してあげよう。きっと待ってるよ。」

と言うと、深く考えたような表情をして虫を放す場面があります。

持って帰りたい、でも返してあげなくっちゃ。

そんな葛藤を経て子どもたちの心が育つのではないかと思うのです。

それでも、どうしても持って帰りたいとなることもあります。

環境と生態系の保護の観点からは禁止とするべきところかもしれません。

でも、私たちは子どもを育てる保育者として、子どもの心理面の影響を深く考慮するのです。

その子がどうしても持って帰りたいという気持ちに寄り添いたいと思うのです。

保護者の中には苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

その際には、ご相談ください。

お子さんといっしょに虫のこと、飼育のこと、生き物の面倒を見るということは最後まで責任を持つことなど、お子さんの発達に合わせて、お話いたします。

それでもどうしても持って帰る、家で飼うと言った場合には、お子さんの気持ちを大事にしていただくことを切にお願い申し上げます。

簡単な飼育に関するレクチャーならできます。

お子さんにもしっかり面倒を見るよう指導いたします。

そしてぜひお子さんが大事にしているものをいっしょに大事にしていただきたいと思います。

もしかしたらすぐに弱ってしまうかもしれません。

本人が悲しい思いをしてしまうかもしれません。

でもそれは重要な経験となるのではないかと思うのです。

 

最後まで世話をするということでその子自身の思いやりの心が育つと考えます。

放虫については専門家の方々のご意見も参考にしながら、最新の知見や動向を踏まえて保護者の皆さまにもお伝えしていきたいと思います。

保護者の皆さまと一緒に子どもたちが大好きな虫について考え、子どもにとって、自然にとって、親にとってどうすることが一番良いのか探っていきたいと思います。

困ったときには何でもご相談ください。

どうぞよろしくお願い致します。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭

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